歌声と話し声の違い

 

「歌うように話す」「話すように歌う」とは、 昔からよく言われている言葉のようですが、

自分の歌声が好きだけど話し声は好きになれない、あるいはその逆の人はこれを実践してみるといいのかもしれません。

しかしなぜそのような事が起こるのでしょうか。

歌声と話し声は一体何が違うのか、考えてみたいと思います。


歌声の方が声の使い方が厳格

歌う時はリズムや音程や歌い方が決まっているので、歌いこなすためにはある程度守らなければいけないポイントが出てきます。

一方で、話す時は内容以外にはあまり気をつける必要がないので、

伝わりさえすればどれだけエネルギーを減らしても差し支えありません。

話すことを仕事にしていたりある程度訓練していたりする人でない限りは、

一般的に次のように違いが現れてくると思います。

呼吸

歌う時は、歌声を安定させるために、 深く呼吸を行います。

しかし話す時は大声を出す時でもなければ呼吸が浅くなりがちです。

口の開き方

歌う時には、普段話すときに使っている母音の他にも様々な母音を表現するために、口を大きく開くことが多いです。

話す時には、日本語だと特に、口の動きが小さくても事足りてしまいます。

抑揚

歌う時には、音の上下とか強弱に大きな幅があります。

一方で話す時には、普段はそのどちらも極めて少なくなります。



このように見ていくと、歌声では発声機構の機能の多くを幅広く使っているのに対し、

話し声ではその一部を借りて最小限のエネルギーで動かしているいるだけ、といえると思います。

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歌うように話すということ

話すことの目的というのは、自分の思いを相手に伝えることです。

そこで歌うように話すことができれば、表現力が豊かになり、より鮮明に自分の感情を相手に伝えることができるようになります。

イメージとしては、絵本を読み聞かせるときの話し方。

ただ言葉を発しているだけではなく、声とともに話し手の感情が伝わってきます。

一方でニュースキャスターのように事実を客観的に伝えるだけであれば、抑揚も抑えて淡々と読むほうがいいでしょう。

場面によって使い分けられるといいですね。

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話すように歌うということ

では、歌うことの目的とは何でしょう?

やはり元々は自分の気持ちを表現して伝えることだったと思うんですよね。

詞先 メロディーよりも歌詞を先に作ること 的な考えですけど、伝えたいことがあるからそれを表現する手段として歌が生まれると。

「話すように歌う」というのは、ただメロディーとか歌詞を丸暗記するんじゃなくて

歌の中で描かれている主人公の気持ちを聞き手に伝えるという意識を持って歌え、ということなのかなと思います。

このへんの発声の感覚はミュージカルごっことかやってみると何かつかめるかもしれません。

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読んでくれてありがとうございました。

ではまた👋