恥は非対称的な感情である

 

恥ずかしい!と感じてしまって、行動するのをためらってしまったことはありますか?

私には何度もあります。

あと少しのところで勇気が出なくて、一歩を踏み出せなかったというような経験を持っている人は少なくないと思います。

私たちがついつい気にしてしまうこの「恥ずかしい」という感情は、いったい何者なのでしょうか。


恥とは?他の感情と比較して

人の持つ感情というのは、多くの場合伝染します。

うれしい感情を持つ人を見れば、自分もうれしい気持ちになるし、

悲しそうにしている人を見れば、自分も悲しい気持ちになります。

この伝染は表情やジェスチャーなどの明確な表現があると、より強くなります。

うれしい、楽しいときは笑顔になったりバンザイをしたりし、悲しいときは眉尻が下がったり涙を流したりし、怒っているときは眉間にしわがよります。

そういう人たちを見ると、自分にもすぐその感情に感染してしまいます。


では、恥についてはどうでしょう。

恥ずかしいと思っている人がそこにいたとします。

でも、うれしいや悲しいと比べると、この人が恥ずかしがっているというのはわかりづらいと思います。

では、顔は赤くなるかもしれないし、話はしどろもどろになるかもしれません。

それで「あ、この人恥ずかしがってるな~」とわかったとします。

わかったところで、多くの人は「うわ、こっちまで恥ずかしくなってきた」と、自分の顔まで赤くなることはないでしょう。

仮にそうなったとしてもあまり刺激しないように目をそらすぐらいで、嫌な気持ちになるわけではありません。

少し気まずい空気になってしまうかもしれませんが、それは相手が居心地の悪さを感じてしまっているからで、

純粋な恥から生じたものではありません。

つまり、恥は他の感情に比べると感染力が弱いのです。

関連記事

「普通」の概念を数学する

「普通」の概念を数学する


恥は社会的な感情

ひとりでいるときにいくら派手な失敗をしても、恥を感じることはないと思います。

これは、恥という感情が、自分が他人の前で見苦しい状態にあると思われるときに感じるもので、他人の存在なしには発生しえないものだからです。

つまり、他人の存在を気にしなければ、恥を感じる必要もないということになります。

恥ずかしくてできないと思ったら、次の問いを自分に投げかけてみてください。

「もしここで失敗したら、誰かに迷惑をかけ、取り返しのつかないことになるだろうか。」

答えが YES なら、やめておいたほうがいいかもしれません。

でも答えが NO なら、ぜひやりましょう。

関連記事

目標達成に不安や焦りを感じる理由

目標達成に不安や焦りを感じる理由


今回は恥という感情について考えてみました。

やって後悔することに無駄はなく、勉強になることが多いですし、恥ずかしいからやめておくというのはもったいないことだと思います。

読んでくれてありがとうございました。

では👋